音楽:続ぼくの参院選〜TOKYOでもKYOTO〜 邦楽後編

参議院選挙が終わりましたね。皆さんは最高の参院選を過ごせましたか?家に帰るまでが参院選とはよく言ったものですが、家に帰り次第次の参院選は始まります。試合後とは試合前のことですからね。俺たちの参院選は、これからだ!!岡田先生の次回作にご期待ください。

という下書きだけを残して一か月、表題になっている東京都知事選すら終わってしまったし、リオの閉会式には無事小池さんが出席しました。そしてKYOTOをのたまっていた中で岡田さんの次回作もなくなってしまうかもな状況です。TOKYOを経てRENHOになりそうですね。何言ってるんだろう。しかし何にしても家に帰るまでが云々です。需要はなくても供給するので過多と言わずに読みなさい読みましょう読んでください。

 

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引き続き、参院選の名を借りて音楽を適当に紹介する回を続けています。ルールは前回のブログ()を参考にしてください。

ただ、ここ最近音楽ブログを書くということに対して少しく疑問を感じていて、元々迷いのある文章を書いていた自覚はありますが、多面的に見て今までより一層よくわからない文章になっているかと思います。という予防線。免罪符になるかな?

早速行きます。

 

See and the Darkness / Galileo Galilei(当選)

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Galileo Galilei 『ウェンズデイ』

Galileo Galileiの「Sea and The Darkness」を @AppleMusic で聴こう。
https://itun.es/jp/h3ldab

2016年、ボッキーのスキャンダルに始まりエンタメ関連がにぎわう中でひっそりと発表され自称音楽ヲタの弁慶たち(ex:僕)を驚かせたGalileo Galileiの終了というアナウンス。活動休止とか解散とかでもないの?というね。だからなのかは分からないし、背景や文脈で音楽を聴くのはあまり本来的でないような気がしてクールじゃないとも思うのでこのアルバムを聴くにあたって終了云々はさほど重要ではないのかもしれないけど、そのアナウンスに相応しい、ラストの気概を感じるようなアルバム。

音楽については、一言でいうと「洋楽追従の香り」。恥ずかしながら僕にとってのGalileo Galileiのイメージは閃光ライオットであり爽やかな演奏と柔らかい声の00年代邦楽ロックエリートというものなんだけど、そんな虚像は犬にでも食わせろと言わんばかりの力強さを感じる。自分たちがやりたい音楽をやってやるぜ、いやこれはまだ欺瞞じゃないか。そんな苦悶が聞こえてきそうだし、その苦悶の果てにたどり着いた一作であるような力強さを感じるのであります。

元々こんな楽曲も出しておりルーツは洋楽にあるんだろなと。

https://www.youtube.com/watch?v=nGzIOypTl4k&feature=share

このPassion Pit感。

このアルバムはその洋楽追従でいうと、The Smithsあたりの陰のあるブリットポップ感があります。それに加えてリバーブを聴かせることで暗い夢幻を想起させるドリーミーさ。僕たちがどうしてもイメージで音楽を聴いてしまうなか、それを破壊し再構築していくことの大切さと素晴らしさを再認識させる一作です。

 

セカンド / 初恋の嵐(比例復活)

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初恋の嵐 2nd Album 『セカンド』全曲試聴ティザー映像

初恋の嵐の「セカンド」を @AppleMusic で聴こう。

https://itun.es/jp/L0lU_

 ボーカルの死を経て、サポートボーカル?を呼ぶなどして活動をしていた初恋の嵐の2nd album.一つ一つの音が情緒的な意味で重たい彼らですが二枚目ではボーカル毎の個性も相まってより幅広く楽しめるアルバムに。二枚目のリリース自体の喜びもあって当選。

 

UMA / 水曜日のカンパネラ(比例復活)

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水曜日のカンパネラ『チュパカブラ』

こういうタイプすごい嫌いなんですよね。おもろいことやってまっしゃろ感がサムいというか。シュール・メタ視点・シニカルさとかそれがどうした。逆張り一辺倒の味付けをやめろ。バクマンキュウソネコカミ、岡崎体育Music Video、お前らのことだ。裏をかくことは面白いことに同義とは限らないよ。

といいたいところなんだけど、このアルバム、とても良かった。コムアイ、こんな愚かな私を許してくれ…。アナルにきゅうりをいれさせてくれ…。

まず聴くべきはチュパカブラチュパカブラを聴いた時点で面白さは十二分に伝わるのではないかな?と思うほど。ブラック感×シティポップ感が隆盛気味の昨今ですが今作ではそれが良くも悪くも追及されている印象です。チュパカブラに関してはパワーポップよりの楽曲になっていますが(ギターサウンド云々ではなく単純な力強さの意)それが色物枠を抜けていくサクセスストーリーに合致しています。歌詞も癖が強く評価は分かれるところかと思いますが、水カンの色物さがサムいと思う人や、歌詞で音楽を聴かない人は一兆の価値ありです。まぁMステもでたし聴いたことがある人が多いかな?

あとYoutubeもお金かけてるしCDの作りも工夫しているみたいなので、そこら辺の全部ひっくるめて作品という姿勢も時代に対応していて好感がもてますよね。眠れない夜、パッケージ買いをした新作のスト○ングゼ○と惰性で選んだお菓子を片手に感性を研ぎ澄ませて聴きましょう。

 

純情ランドセル / 赤い公園(優勢)

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赤い公園アルバム「純情ランドセル」全曲試聴映像

赤い公園の「純情ランドセル」を @AppleMusic で聴こう。
https://itun.es/jp/mz-bbb

シンプルに好き。上半期よく聴いたアルバム第2位。赤い公園の良さはなんと言っても抜群のポップセンスとその間隙を縫う歪さ、そしてこれらのバランス。これでもかというくらいに分かりやすく作ってくるアルバム内のストーリー性もgood。10年代フェスロックの有象無象と一括りにされそうだけど、万人がそれぞれに好きになれるポイントが詰まった音楽です。久しぶりに会った旧友と語らい、明日からを頑張る活力をもらったその日の家路に流しましょう。

 

World's Magic / Special Favorite Music(当確)

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Special Favorite Music 1st Album "World's Magic" Trailer

Special Favorite Musicの「World's Magic」を @AppleMusic で聴こう。
https://itun.es/jp/ZL1Sbb

シティポップ×ブラックミュージック感が隆盛している2016年、それらを代表し得るアルバム。ceroクラスになれる可能性を秘めていると僕は思います。ゆったりとした雰囲気は芝生の上にぴったりなんだけど、個人的には「今日は音楽を聴くぞ!」と決めて真剣に聴いてほしいです。

 

D.A.N. / D.A.N.(当確)

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D.A.N. - Native Dancer (Official Video)

D.A.N.の「D.A.N.」を @AppleMusic で聴こう。
https://itun.es/jp/fL2Cbb

2016年上半期、3番目に沢山聴いたアルバム。後で記すミツメと並んで「バンド音楽ってすごい、超面白い」と感じさせてくれるエキセントリックなバンド。エキセントリックという単語を使う機会が人生においてあるとは思ってなかった…。でもエキセントリック。

Apple Musicだとエレクトロニックと分類されている彼らですが、音楽ははっきりとバンド音楽です。一度聴けば音楽鑑賞度合いに関係なく誰でもなるほどと膝を打つかと思いますが、エレクトロニックな音をバンド音楽でやっている、というのが彼らです。それをこちらも最小限のシンプルさで(この最適化みたいなのは昨今の流行りでもあるのだろう)やってのけるストイックさとテクニックと。友達のいない近眼童貞音楽野郎でも壁の薄いレオパレスで大声で「すげぇ」と叫んでしまうことでしょう。ソースはぼく。

 僕はかねてからいいと思う/好きな音楽の定義として多様性を掲げているのですが、彼らもまさにそれ。音楽のルーツに詳しくない僕にも、というか詳しくないからこそなのか、いろんな音楽の香りがします。R&B、ロック、J-pop…勿論音楽ジャンルとはその分野同士が相互に影響しており特徴も横断しているところがありますが。

そしてそれらを最高にグルービーな状態で提供できるからすごいんですよね。奇をてらったことをするだけなら型さえわかっておけば不可能ではないし他にもできる人はいるんだろうとは思いますが、それを高次な作品として昇華させるからこそすごいんですよね~。こんなバンドがまた日本にあるんですよ。希望希望。

 

 黄金の館 / 吉田省念(比例復活)

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吉田省念 - 晴れ男

吉田省念の「黄金の館」を @AppleMusic で聴こう。
https://itun.es/jp/y40acb

くるり(坩堝の電圧期から加入)の吉田省念によるアルバムで、フォーキーなのは勿論として、どことなくロックとブルースの香りも漂う、舞台音楽等を担当してるだけあってさすがの裾野の広さを感じさせるアルバム。細野晴臣も楽曲に参加するなどしていて、オルタナティブなJ-POPの面白さを再認識できる、晴れた休日の午後にぴったりの一枚。純喫茶でアイスコーヒーのお供に是非。

 

CALL / スカート(当確)

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スカート / CALL 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

知る人ぞ知る存在だったスカートの今作はどこかに寂寥感が漂うJ-popの良さが詰まった大衆ロックアルバムという印象。一曲目のワルツが聴こえるは、個人的には瀬尾まい子の天国はまだ遠くを想起します。余計な混じり気、取り繕うかのような飾り気の一切ない、それでいって深みのある楽曲群には澤部さんの音楽的奥行きを感じずにはいられません。仕事が長引いて直帰するしかなくなった家路、地下鉄の中で一人再生してみると心にグッときそうです。

 

A Long Day / ミツメ(当選)

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ミツメ - あこがれ

ミツメの「A Long Day」を @AppleMusic で聴こう。
https://itun.es/jp/2-lObb

 最後に紹介するのは2016年上半期一番聴いたと断言できるミツメの新譜。いやぁこれは聴いた。宇多田ヒカルと並んでしょっちゅう聴いてた。僕は目覚ましを三段階でセットしていて、その最終段階がテレビのオートタイマーで、8時のNHKに設定しているので嫌でも花束を君には毎日聴いてるんですが、その必ず毎日聴く宇多田ヒカルと並ぶくらい聴いた。まずそもそもミツメ自体がすごく良いんだけども。

僕が一番に思うこのアルバムの良さは「余計なことをしてないけど中身がぎゅっと詰まった濃厚さ」です。シンプルなんだけどそれぞれの食材と調味料がしっかりと存在感を発揮して最高の味になるという意味で野菜炒めの味付けは塩が一番なように(諸説あり)、ギター・ベース・ドラム・シンセという最小かつ十分な構成でそれぞれが存在感を発揮している(しかもそれでいてそれぞれの音圧が高かったり音がでかかったりするとは限らない!)音、難しいことをこねくりまわさない歌詞、それでいてギターのエフェクトがふんだんに盛り込まれることでありがちでなく新規性を感じさせる全体の雰囲気。

彼らの音楽が持つ印象・雰囲気といったところを考えると情緒的な~といったありきたり(ここではありきたりという言葉を否定的な意味で用いてはいない)なことが浮かんできそうだが、僕はやはり彼らの「バンド感」がこそが一番のポイントでありそれこそが良質な音楽である要因となっているように思う。そう、これこそがバンドなんだと思うのですわ。

いい映画に触れてみようと思ってNetflix戦場のピアニストを探したり、常識を身に着けようと思って紀伊国屋細雪を探したり、そんな風に21世紀日本のいい音楽を聴こうと思って部屋で椅子に座ってA Long Dayを聴いてみるだけの価値があると、僕は確信しているのでありました。

 

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はい、しばらくほったらかしていたけどやっぱりアウトプットって大事ですね。語彙も考察力も教養も論理的思考力も何にもない僕ですけど、臆病にならずに、アウトプットしていこうと思いますし、更新していない感も自分に必要なことだとは思ってました。

勉強も文化探求もオナニーも全力で取り組みたい所存であります。死ぬように生きていてはいけない。何故かオリンピックを見て意識が高くなることが多かったので絶賛やる気ある期の僕からでした。

 

Twitterもやっています。そこでApple Musicで作ったプレイリストを公開するなどしています。勿論普通のツイートも。以下興味がある方は是非。