酒は最高だ。
二杯くらい飲んだら「今日は酔う日だ」とかいうクソみたいな言い訳を作ってその先も飲み続けられてしまう。
今日も酒を飲んだ。美味い。いや美味くはないのかもしれない。今日を、毎日を正当化するために不を流し込んでいるだけのように思う。
最近つくづく思うんだけど、芸能人の不倫とか離婚とか結婚とか、本当に心底どうでもいい。自分が好きな芸能人でもよかったね、大変だねくらいだけど、そうでないなら本当にどうでもいい。
意味が分からない。なんで皆赤の他人にそんなに憤ったり共感したりできるんだ?実は身内か?人類皆穴兄弟的な話か?
昔付き合った彼女の独りは今どこにいるのか何をしているのかも知らない。
噂話では、浮気した彼氏とデキ婚をしたがその人が浮気をしていて離婚して、結果一人で子育てをしているらしい。もしかしたらその繰り返しをした結果人類の輪廻の果てに行ってしまったのかもしれないし、そうでないのかもしれない。ガンジス川の屍の一つと化しているのかもしれない。
いずれにしてもそれは可哀想なことなのかもしれない。でも、そんなことを言うのは無粋だろう。その人は美しかった。それは僕が昔付き合っていたとか犬畜生にでも食わせればいい記号は置いといて、客観的にそうなんだと思う。だって、その人は自分の意志を貫き続けているのだから。自分が尊ぶべきパースペクティブにこれ以上なく真摯なのだから。彼女はそうするべきだったんだろう。
世界には優しさが足りないし、俺にも優しさが足りない。俺には厳しが足りないし、世界にも厳しさが足りない。