音楽:メロディーズ / 蓮沼執太
今年度になって体調を崩しやすくなった。まぁ元々身体が強いわけではないし環境の変化もあるけれど、動く元気が無くなるのはストレスフルだ。
メロディーズ / 蓮沼執太
蓮沼執太というアーティストを今年の初めに知ったんだけど、まぁ良い。彼自身のオープンな感性と十分な知識故なのか実に多様で奥行きのある音楽をするな、という印象。
で、新作のメロディーズなんだけど、圧倒的なポップセンスとメロディーセンスとが煌いている。眩しい。
元々学んできたことがエレクトロニカとかの人で実際に過去のアルバムはそっちの系統に傾倒してた(超おもしろギャグ)感があるんだけど、前作でフィルを結成たことが今作のような方向性に進む端緒となったみたい。
先述のポップセンスとメロディーセンスとの良さはまぁ勿論として、個人的に蓮沼執太と彼の今作が良いなと思うのは無駄がないところ。
彼自身の声質、コーラスも含めた声のハーモニー、リズム感、言葉の感覚、演奏に使われる楽器、時代と曲調のマッチング、全てが高いレベルでの必然性を保っているように思う。
特に(一昨年)昨年くらいから電子世界に音楽評論を放流するタイプの音楽ヲタクあたりがシティポップバンド/グループたちを拾っているけど、彼らは実質的に音楽市場のアーリーアダプターであるし事務所のプッシュが上手くあればもっと世に出ると思っている。そこまでバズらなかったけどceroもスマスマに出ていたし、suchmosは順調にステージを上っていってるなと思う。
この傾向が続くなら音楽の洗練と評価に正の相関が生まれる気がするしその時に蓮沼執太が活躍していたらサイコーだな。
上半期ってことだし他に書くこともないしボチボチ気になる音楽のこととかを書こうと思う。