2020年ベストバラエティ番組
最近頭を使っていないなと思ったので文章を書くことで頭を使おうと思いました。
身体的な楽しみというのは本当に気持ちが良くて楽で、その意味では生活になくてはならないものなわけですが、一方でそれが観念的な楽しみを享受するスタミナを奪っているなとも思っていて、
となった時に、身体的な楽しみに少しの観念性を持ち込めるとバランスがちょっと良くなるのかなと思ったり思わなかったりしますね。
それが身体的な楽しみに対する本来的なあり方なのかといわれるとそこは悩ましいのですが。
【2020年ベストバラエティ番組】
2年連続2度目の振り返り。レギュラーで放送している地上波番組のうち、個人的に面白かったものベスト10を書くだけ。※写真に意味はありません
10位:やすとものいたって真剣です(朝日放送テレビ)
基本的には芸人のトークを掘り下げているんだけど、努力や苦悩を嫌味なく薄味で笑えるように、勿論それでいて中身がしっかり伝わるようになっていて、シンプルにいい番組だな~と思っている。やすともがすごいんだろうな。因みに僕はあきともです。
個人的なおすすめ:M-1ファイナリストお疲れSP
ロケをしてもらってその内容を問題に出す→その回答が大喜利という番組なんだけど、ロケに行く人とそれに対する回答がすべて狂気をはらんでいて頭空っぽにして笑える番組だったと思う。
個人的なおすすめ:舛添要一回(上に書いた通り)
8位:あざとくて何が悪いの?(テレビ朝日)
何かと話題になりやすい番組だけど、そもそもちゃんとそういう仕立てで番組とその発信を作っているなと思う。山ちゃんは本来全部を斜めにキレるはずなのに穿った目線での否定はしないし、何なら翻弄されている。一貫して、あざとさ=より楽しく生きるための工夫として扱っているというか。なのでBGMや編集もそれを悪く言うような世界観には一切してなくて。
あと音楽がシンプルに好み。
個人的なおすすめ:DJ松永ゲスト回
7位:有田ジェネレーション(TBSテレビ)
よく言えばネクストブレイク、悪く言えばアングラの中のアングラが集まる番組。カタルシスの塊たちが、そのカタルシスと積み上げたネタのスキルで戦っていく感。有田や小峠がそれを包み込める人だからなんだろうな。とにかく有田のすごさが分かる番組。
個人的なおすすめ:飯塚激推し芸人の吉住と岡野陽一
粗品って主人公だよな。時代を変え、その先頭を歩いている。自分自身がやりたいことをやるし、自分がやるべきこともやっている。俺たちは当然粗品ではないんだけど努めて実直に、心に素直にアウトプットをしていくしかない。
個人的なおすすめ:R1王者対談、プロフィールハンターナオト
7位の有ジェネと本質的には一緒だと思ってるんだけど、面白おかしくパッケージするのがより上手い気がしている。カタルシスで戦う姿はカッコいいんだけど、それが見えないことのクールさは確かにあるし、バラエティ番組だとそこが前面に出ないほうがかっこいいんだろうな。ドキュメンタリーの要素が強いと別なんだろうけど。
個人的なおすすめ:ニューヨーク対第7世代の「お前は悪魔だ!」
4位:マツコ&有吉 かりそめ天国(テレビ朝日)
マツコと有吉の懐の深さと、出てくる芸人たちの面白さとで正直ここは違うな…というポイントが存在しない、それくらい間違いない番組だと思っている。暗い毎日のオアシス。
個人的なおすすめ:ヒューマンステージの乱
3位:日向坂で会いましょう(テレビ東京)
去年よりもさらに面白くなってる。出演者も制作者も皆、この番組とこの番組に関わっている人が好きで、だからこそストイックにおもろが目指されている、ような気がする。仕事頑張ろうと思える番組
個人的なおすすめ:宮崎合宿回、ナイトルーティーン…etc
2位:有吉の壁(日本テレビ)
7位の有ジェネ、5位のシンパイ賞以上にカタルシスがあって、それが面白さでパッケージされてて本当にまっさらに楽しめる。かもめんたるやインポッシブル、安村がゴールデンでちゃんと輝く世界線、素晴らしすぎる…。
個人的なおすすめ:リモートの壁の安村、カベデミー賞、KOUGU維新etc
1位:あちこちオードリー(テレビ東京)
中身がとにかく濃くて、重たい話でもそれを笑い飛ばせて、2~10位のすべての番組のいいところを持っていて、且つそれが高次な番組だと思う…。大丈夫とは思うけど絶対に打ち切りにならないでくれ。
個人的なおすすめ:ハライチゲスト回のネタ受け取り士の件
自分たちが尊ぶことを、最高に研ぎ澄ませて最高にアウトプットすること、その環境があること、そしてそれを楽しむこと…
その世界に身を投じて、自分が当事者として生きていこうな。