2019年上半期の良かったものの話 その①
久しぶりに書きます。
※僕の現状です
それはそうと、この年になっても、心身の変化に対する気づきが多いです。
たとえば、自分がたれ目の異性が好きかもしれないこと。
思っていた以上に右脳人間だったこと。
痩せにくい体質なこと。
韓国料理が好きなこと。
など。
蓋し我々の一生において自己認識というのは絶えず付きまとうものであり、
その積み重ねによって、善く生きるための種を得ていくのだなとは思うので、
こうした潜在的な自己とのオポチュニティを愛でていきたいなと思うのでありました。
ちなみに、一番ホットな自己認識は
「一緒にお酒を飲める人であることが自分の好きな人(性別問わず)の
要件としてかなり上位にくる」ということです。
本題です。
ジャンル(カテゴリ)ごとに、適当な数で自分が良かったものを紹介していきます。
切れ目も数もすべて適当です。
なぜなら備忘録としての機能を果たせればそれでいいから。
<映画>
●ホットギミック ガールミーツボーイ/山戸結希
http://www.hotgimmick-movie.com/
山戸結希監督※の映画の最新作。
※溺れるナイフとか、あと乃木坂のハルジオンが咲くころのPVの監督
前から、この人の描写する少女性に面白さを感じていたんですけど、
この映画では特に堀未央奈が演じる主人公の
自分の葦で生きようとする姿(たとえそれが、これまでの幾百もの人間が通過してきた、アオハルという平凡な営みの中でのものだとしても)が、
堀未央奈の演技が特別にうまくないことも相まってより際立っていて美しいと思うんですよね。
あと、挿入される音楽、カメラの動きなどなどがなんというか映画らしくなく、
それもまた旧来と異なる独自性を感じさせ、
先に言った自分の葦で生きようとする姿をより印象付けてくれます。
なんというか新時代の映画。
山戸結希はマジで天才。
個人的には、「アズミハルコは行方不明」を見たときと似たニオイを感じました。
これを見ずして2019年の映画はない!!!
●ハウスジャックビルト/ラース・フォン・トリアー
ダンサーインザダークの監督の作品。
2019年上半期の映画を振り返った時に純粋想起で出てきたのが、
上にあるホットギミックと、この作品なんですが
共通しているのは既存の映画という概念から一線を画す存在であるということかな、と思います。
この作品についてもう少しいうと、映画のあり方に警鐘を鳴らしてくれるような作品かと。
とにかく暗い。しかもその暗さというのが、ただ単にネガティブなだけにとどまらなくて。
人間(という生き物)に本来的に内在するのであろう猟奇性とか、もっともらしいメッセージ性とかベネフィットとかに対して中指を立てる反抗心とか、
ともすれば映画というものをヘルシーな芸術としたときに見て見ぬふりをしてしまいそうな側面を集めて煮込んだようなものに感じます。
でも、そういったものこそが本来的にはアートであるべきなのだな、とも思うわけです。
すごく売れるわけではなくても20年後にも映画ヲタクが好きと言ってそう。
※追記
どちらの作品にも「これが撮りたい」という監督のフィロソフィー、もっというとアツい気持ちみたいなものを感じて、それが完全に最高でした。
俺たちの毎日も、最後は魂なんだよな。
<グルメ>
●水刺間(韓国料理)/恵比寿
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13006112/
料理の評価をするのにコスパという概念を持ち出すのがあまり得意ではないんだけど、とにかくコスパの良いお店だった。
僕は酒が弱いくせに酒を飲むタイプなのでだいたいお店に行くとお金がかかるのですが、確か2人で行って15,000円くらい。
内装もきれいで、それでいて怪しすぎないカジュアルさもあり、店員さんのホスピタリティもすごくて、嫌なところのないよきお店でした!
ポッサムキムチと、プルコギと焼きプリンが美味しかったですが、
どの料理もサプライズ性と美味しさが両立していて良きです。
女子会使いとかがおすすめ。
●烏森百薬(居酒屋)/新橋
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13225528/
出来て間もないお店ですが、最近東カレ(東京カレンダー)のインスタや
ホリエモンチャンネル?でも紹介されたらしいお店。
まず烏森神社の目の前にちょうどいいおしゃれさという憎いたたずまい。
ちょっと通路がせまく、椅子も背もたれのないハイカウンター用のものですが
それがまた雰囲気に合っており、店としての一貫性を感じます。
料理も、
つきだしのトロタクにはじまり、ネギをたっぷりかけた餃子や大分産の鶏肉のから揚げ…などが名前通りのクオリティで出てくるところはさすがです。
(私がそれっぽい名前で凡庸な食事を出すというのは安居酒屋あるあるだと思っている人間なので過剰反応なのかもしれませんが…)
ビールもクラフトビールあり、サワーも種類が複数ありと飲み物の楽しみ要素も十分。
個人的なおすすめはおいなりさん。
●七村酒店(居酒屋)/大分
https://tabelog.com/oita/A4401/A440101/44010659/
大分市の繁華街のはずれにある、まだできて半年の居酒屋さん。
地元の食べ物で作った料理をサーブすることを売りにしています。
大分の料理は総じて美味しいと思うのですが、
それが「お店の見た目」「料理としての見た目の絶対評価」と両立しているところがとてもよかったです。
先の話ではないけど、一貫性があるというか。
あと、こちらのおすすめはお酒の種類の多さ。
ビールは自分で瓶ビールを開けるのですが、
海外のビールに加えて大分の地ビールもあり、
こちらも通いつめ要素が満載です。
個人的なおすすめはりゅうきゅうです。
僕がりゅうきゅうを食べている動画も、気が向いたらあげておきます。
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13166422/
社会人になってから初めて自力で行った回らないお鮨屋さん。
実は3月から#東京グルメサロン ていう社外の人とただ美味しいものを食べて飲むサークルに入ってて
そこの人の誘いに乗っかって突発で行けたという幸運。
頭が悪い人の感想ですが、めちゃくちゃ美味しかった!それでいてリーズナブル。
初手のイサキから最後のおつまみまで全て美味しかったんですが
どのネタも、魚の食感とネタの調理とシャリの柔らかさがなんというか丁度良くて。
違和感なく食べてただ美味しいと思ってしまう、そんな感じ。
思考を停止させる力って卑怯ですよね。そうなった時に考える葦はもう無条件降伏なんですよ。
お鮨に行く頻度はそんなに多くないと思うけど、今後お金に余裕のある時にまた開拓したいと思ってしまった。
そう、僕はまた新たな自己認識をしてしまったのでありました(完)。
※追記
グルメの紹介ってめちゃくちゃ難しいですね…
なんというか良くも悪くも卑近な趣味だからぎらついてる感を出したくはないし、
だからと言って韜晦すぎると何かを言っているようで何も言っていない文章になってしまうし(今回は特にこの嫌いがある)
でも、感想を言語にするというのはグルメに限らず容易ではなく、でも、だからこそ自分の体験を最大化させる営みであることは間違いないわけで。
なんというか、生まれたての感情で体験を享受することを大事にしていたここ1年くらいだったけど、
もう少し頭を使って物事に触れようと思った今日この頃でした。
来週中には、本来的には一番守備範囲であるはずの音楽編をあげられるように頑張ります。邦楽・洋楽各3つをあげる。予定。
雑記:僕の邦楽ベストアルバム2017
2017年に聴いた邦楽アルバムは少ないですが、改めて良かったアルバムを並べてみると「今年もこんなに素晴らしい出会いがあったのか」と思わず頬が緩みます。
もしかすると、この「作り手が自分の産み出したものを好きすぎること」がボジョレーヌーヴォのキャッチを産み出しているのかもしれません。(私は創作物にただ乗りするだけの無生産人間)(死)
今年聴いた邦楽のマイベストランキングについてのお話です。
以下詳細
題名
(マイ)ベストアルバム2017、ベスト10
目的
僕が今年を回顧&整理すること
内容
17年邦楽でマイベスト10をつくる
※17年邦楽とは、2017年に日本で発売されたVarious Artist名義を除くアルバム・EPをさす
アルバム・EPは通しで一周以上したもののみが選考対象
基準
僕が出会って良かったと思えた順
※出会って良かったかは、感動量の絶対値と定義する。
10位 エビクラシー / 私立恵比寿中学
YouTube
何故か食わず嫌いをしてたエビ中についにKOされた話。
評価の仕方としては良くない表現ですが、ただの音楽として心地よいアルバム。完全にエビ中はいいぞおじさんと化してしまう。御託が不要なアイドルグループとその作品。
それにしても、エビ中はたむらぱんと本当に相性が良い。感情電車はそれぞれのいいところが前面に出てて良かった。
9位 Ecstasy / 一十三十一
https://itunes.apple.com/jp/album/ecstasy/1252972172
今時のおしゃれミュージック。俗に言うアガる。だからecstasyというタイトルだと勝手に思い込んでいる。クラブシーンなようで夏の外気を感じる1枚。去年の宇多田ヒカル、今年のオザケン、サニーデイと始祖のパワーは凄い。
https://itunes.apple.com/jp/album/mellow-waves/1228895132
演奏は勿論だけど、ボーカルが良いなぁ。静謐の中に、独自の夢想空間を作る感じ。時間がゆっくり流れてくる和室で、上品で鮮やかな和食をサーブされたらこんな気分になるのだろうか。(時間がゆっくり流れる和室に行ったことも上品で鮮やかな和食をサーブされたこともなし)(飯は自分で作れ)
7位 Popcorn Ballads / サニーデイサービス
https://itunes.apple.com/jp/album/popcorn-ballads/1239293352
こちらも、エビ中に続き食わず嫌いをしていたけど屈してしまったパターン。長尺のアルバムなんですけど、曲が良いから聴いてられますね。
映画でいうとブレードランナー2049みたいな感じで、今のスタンダードを作ったヤツが現代版で蘇った、みたいな。ヒカルの碁のSAIとかもそうですね。
初めてスカートを聞いた時と似たようなワクワクを感じた。ただなんかめちゃくちゃ複雑な曲な気がする。良い意味で。僕は普通についていけない。ロックバンドとはなんなんだろうか…
5位 すげーすげー / 髭
https://itunes.apple.com/jp/album/すげーすげー/1231892125
ねむらない以降の髭は完全に上のステージにいる。台風クラブが積み上げ抜いた創意工夫なら、髭は全てが最適化された神機妙算って感じ。
マジですげーすげー。
4位 集団行動 / 集団行動
https://itunes.apple.com/jp/album/group-action/1247357517
魔球みたいなストレート。より磨きがかかった王道感、それでいて散りばめられるロックな音、聴いている時は気にも留めないけど実は素人のボーカル…色々散りばめられていてどう考えても情報過多。でも相対性理論好きはこれなんだと膝を打つであろうピンズド感。一曲目から聴いてこそな一枚。
3位 光源 / Base Ball Bear
https://itunes.apple.com/jp/album/kougen/1215099770
すべては君のせいで何故か頑張ろうとか思ってます。
2位 Friends Again / シャムキャッツ
https://itunes.apple.com/jp/album/friends-again/1235034451
最高の普遍性。何気ない。さりげない。でも力がある。
僕は兼ねてから、音楽に大事なのは「必然性・新規性・独自性・多様性・普遍性」だみたいなことを言っているけど、これはすごく平たく言うと「その人たちがその時じゃなきゃ出来ない、最もその人たちらしいことが、様々な知識経験技術を出自として平易に表現されている状態」である(全然平たくなってない…)。
シャムキャッツが、レーベルを移籍して、生命力というか作り手の魂を感じさせる動きを見せていたこの時期に、シャムキャッツらしくシンプルなギターロックと日常性をキャッチーで優し表現して、我々の側にそっと置いとくれています。
ナイスプレゼントだ〜。
1位 愛の休日 / 柴田聡子
https://itunes.apple.com/jp/album/愛の休日/1224830955
目の前に現れたのは謎の巨大な物体。
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僕が美しいと思う人間像は「高次に文化的で、刹那的である」ことであり、2017年は、この人間像に沿っていると思える行動をとることで、この人間像をより具体的に明らかにしていこうと思っていました。
結果として、映画を始めカルチャーへの範囲は広くなってしまったものの、定量的に言えば音楽から離れていたようにも思えます。
ただし!それでも最of高な音楽には沢山出会えましたし、年末年始こうして振り返ってみて「やはり音楽聴くって最高だな」と思えました。
あ、現実世界で知り合いな人は勿論、電子世界上の知り合いの人も、初めての人も、2018年よろしくお願いします。
最高に善く生きてやりましょう。
早稲田大学が嫌いだという話
僕は早稲田大学が嫌いだ。
一応受験もしているが、高校生の頃からずっと嫌いだった。今でもそれは変わらない。
大した勉強をせずとも入れるルートがあるのに、自分たちは優秀であるという自意識をチラ見せする早稲田大学が嫌いだ。
勝手な日本男児像を振りかざし量の多いラーメンや丼を食べる早稲田大学が嫌いだ。
上智大学の浴衣デーに構内でビーチバレーをする早稲田大学が嫌いだ。
先日「テレビドラマ博覧会 テレビの見る夢」を見に早稲田大学に行ってきた。
まず地下鉄東西線の早稲田駅でまるで自宅の玄関のように自由に振る舞う早稲田大学が嫌いだなと思った。
構内に入ると、空虚な中身を丸め込むような勢いで高校生を歓迎する、圧の強いオープンキャンパスをする早稲田大学が嫌いだなと思った。
キャンパスの通りで、応援団が都の西北のパフォーマンスを披露していて、早稲田大学のその自意識が嫌いだなと思った。
休暇スペースに入ると、そこで人目を気にせず叫ぶ早稲田大学志望のオープンキャンパス参加者が嫌いだなとと思った。
そしてそんな参加者に話しかける人間がいる早稲田大学が嫌いだなと思った。
会場に近づくと、歴史のある建物が見えた。そういうところが嫌いだなと思った。
中に入ると、著作権の事情がある中で苦心して集めたであろう多様な作品の多様な文物が展示されていた。
主催者の主観も交えつつ時系列にドラマが紹介されていた。
そこには、博覧会の作り手たちの哲学と、アウトプットの上での客観性の葛藤があるように思えた。
美意識や理念を、嘘偽りなく、かつ高次に洗練させ、それに従い生きることは本当に難しい。
博覧会を終えて外に出ると、パワータイプの雄たちは都の西北を歌うのをやめて片付けをしていた。
オープンキャンパスは終了間際で、学生たちはグッズを買ってもらおうとキャリーケースを引く男子高校生に声をかけていた。
賃貸のビラ配りをするお兄さんは僕を見たときは声をかけてこなかった。
トロピカーナを飲む女子高生が、帰ってする勉強の話をしていた。
丼特盛の定食屋は定休日だった。
東西線の早稲田駅では、駅員さんが丁寧に乗車までの誘導をしていた。
誘導に従いホームに行くと、電車はたった今発車したようで、次の電車はしばらくこなさそうだった。
やはり僕は早稲田大学が嫌いだなと思った。
雑記: 僕の邦楽ベストアルバム2016
一部の頭の良い人を除いて、大部分の僕らは日頃の地道な蓄積とその内省化及び純粋な経験機会の増加によってストックを増やし、それで意思決定の連続である人生をやり抜くしかない。帰省方法の選択の話。
今年聴いた邦楽のマイベストランキングについてのお話です。
以下詳細
題名
- (マイ)ベストアルバム2016、ベスト10
目的
- 僕が今年を回顧&整理すること
内容
- 16年邦楽でマイベスト10をつくる
- ※16年邦楽とは、2016年に日本で発売されたVarious Artist名義を除くアルバム・EPをさす
- アルバム・EPは通しで一周以上したもののみが選考対象
基準
- 僕が出会って良かったと思えた順
- ※出会って良かったかは、感動量の絶対値と定義する。
ところで、本来的に考えるとベストを決めるなんてのはどう考えても不遜極まりない行為であるし、そうでなくとも僕の音楽偏差値では正当性というか妥当性かみたいなものを担保できない。
そうするとどうしても自分の主観による自己満足な振り返りになりそうだけど、どうせ人の数だけ聞き方があるんだから「オナニーで何が悪い?俺のホワイトスプラッシュを見せつけてやればいんいんだ」と思ったので、僕の思うようにやります。来年以降の僕はこれを見て何事も初心と原点を忘れずに頑張ってほしい。
今年の邦楽アルバム視聴総数は137、そのうち11です。長いので、万が一読む人がいたら、順位の下の理由の部分だけ読んでくれれば大体わかるので飛ばしてください。
10位:sora tob sakana / sora tob sakana
sora tob sakana/夏の扉(MV) - YouTube
理由:ちょうど良さにピンと来た
例えるならば、ハイボールに合うことを目指して追究に追究を重ねたバルの唐揚げ。
「アイドルは楽曲から入る派です」なんて人が能弁を垂れるまでもなく、楽曲の独自性が加速度的に増している昨今。佃煮にするほどの数のアイドルがいる以上当たり前だな、差異化が図れないもんなと思って例年通り音楽を漁り続けてるけど、楽曲で差異化を図るアイドル、まぁ転がってる転がってる。
正直sora tob sakanaもその1つではあるんだけど今回は所謂残響系が上手いこと調和しているなぁと。どうも詳しい人曰く今作はベスト的なところがあるらしい。次回以降に期待が高ままる。
10位:STAND!! / フジファブリック
理由:メンバーが変わり向きは違えど、絶対値は同じ
日本の音楽関係者でフジファブリックの志村が1番大好きなので、その志村なきフジファブリックからいつの間にか離れていたけど、今作は間違いない。
フジファブリックらしい変態性と、何をしてもハマるカメレオン的な山肉さんのボーカルと、喜怒哀楽豊かなキーボードとが噛み合って止揚に辿り着いている感がある。フェス御用達アップチューンからおどろおどろしな三拍子まで、透明な煌めきから湿地帯の暗がりまで。今までのvoyagerとLIFEも、ここに来るまでのホップステップなのでは?と勝手に物語を作れるなどして、もうたまらない。
久しぶりに自己紹介で「何の音楽聴くの?」と聴かれた時に「フジファブリックとかかな〜」て言いそう。
高校の帰り道よく行っていた定食屋の高くて注文してなかったメニューを大人になって里帰りした時に注文してみたら…そんな気持ちになる一品。
9位:天声ジングル / 相対性理論
相対性理論「天声ジングル」予告篇 / Soutaiseiriron - "Tensei Jingle" teaser - YouTube
理由:食わず嫌いを克服
バンドサウンドとやくしまるえつこのボーカルとが最高にちょうどよかった相対性理論はいつの間にか暴徒と化したサブカルのパワー(それは最早サブと冠することに違和感を覚えるほどだ)に飲まれていった。子供は好き嫌いを克服し、ティーンは色恋をし、拗らせ成人も気がつけばまともになった。僕が珍しさのストックで自己を確立しようとする自分に懐疑的になり始めたのもちょうどこの頃だった。相対性理論という最高にちょうど良いバンドを、逆張りのイタチごっこを始めた僕が敬遠するのは今振り返っても必然だったと思うし、あまつさえそれが暴徒化した形而上の怪物ともなればそれはもう絶対に触れたくない。
だがしかし、歳をとると思う。「屁理屈並べて好き嫌い作るの、良い歳こいてヤバくない?」。大人になるのだなんとなく僕らは。星野源を見てほしい。武道館くんだりまで連れてってもらった挙句にそこで狂気の音楽を披露していた男が、今やポップでキュートなサブカルのファッションアイコンとなり新垣結衣にかまされ続けらまでに至った。ところで石田ゆり子に布団をかけてほしい。
話を戻すと、成長した僕は欺瞞や偏見なく音楽を聴こうと思って、そして相対性理論を聴いたら、ギターとボーカルちょうど良いじゃんって思ったってこと。それに昔ほどクドくないようにも思う。それが物足りない人が多いんだろうけど、僕はポップで親しみやすくて良いと思う。バレンタインやハロウィンを資本主義が産んだ異常な風習だとかいって嫌忌する奴より、特別に好きではなくても付き合って楽しんだり、それはそれと尖らずに分け隔てない態度をとる人の方が良いでしょう。僕たちはもう20年生きてる。
例えるならオシャレだけどシンプルで、奥が深くて子供の頃は有り難みがわからない、じっくり煮込んだポトフ。マスタードを軽く添えてさらに美味しく。
8位:D.A.N. / D.A.N.
D.A.N. - Zidane (Official Video) - YouTube
理由:先を進みすぎなオシャレさ
最近の音楽トレンドは、洋楽追従→ガラパゴス邦楽ときていると思っているけど、次は日本発の洋楽がきたって感じ。あくまで全洋楽分の1のバンド。この路線はyahyelとD.A.N.でツートップだと思ってるけど、個人的にはD.A.N.の方が理解できる。
妖艶なベースラインにマッチする薄味なのに耳に残る不思議なボーカル。ジャズ感、ヒップホップ感、ロック感、素人の僕に説明がつかない何層にもなった音楽。それでいてメロウで日本人の耳にも合いやすい。オシャレ極まってるはずなのにNulbarichほどお高い感じもしない。
上質で具体的な話を聞きたい人は、もっと凄い人のレビューを見て。
例えるなら、表参道のスペイン料理店特製のパエリア。
7位:A Long Day / ミツメ
理由:邦ロックがここにあったのかという発見の喜び
邦ロック、なかなかこれと言ったのないな、なんて言いたいニワカ音楽ヲタだったけど、ミツメには完敗。これこそ"ロックバンド"の出す音。
一曲目のあこがれから始まる、情緒的で肩肘張らないバンドサウンドは、ロックと言えば激しい、ロックと言えばアップテンポ、ロックと言えばのりやすい、ロックと言えば軽薄、みたいな一人歩きした定義的な何かを優しく再構築してくれる。それでいて、最小限に最適解と思える演奏で高い芸術性も担保されてる。そしてアルバムを聴き進めると増してくる重厚さ。全くもって飽きがこない。二重にも三重にもなった衝撃。本当に感動的な出会いだった。6月再生数No.1。
例えるなら、近所にあるちょっと汚い中華料理屋で出会った1番うまい麻婆豆腐。
6位:醒めない / スピッツ
理由:スピッツにそれをされたら何も言えないという思い
音楽好きな皆さんが総じて言っている気がする"ロックバンドである初期スピッツの良さ"みたいなものが、ようやく理解できた気がする。
ポップとロックの塩梅という意味で丁度いい(相対性理論の丁度いいは、ギターとボーカルの塩梅)。僕の音楽偏差値ではこの感覚を表現できないけど、なんというか実はめちゃくちゃいい出汁を使っているような印象。ギターのカッティングの小気味良さによってさらに箸が進む。まぁ進む。スピッツすごい。
例えるなら…麺は細麺ストレート、具材はネギとメンマとチャーシュー、オーソドックスだけど奥が深い、名店の絶品塩ラーメン。
5位:ソルファ(2016) / ASIAN KUNG-FU GENERATION
ASIAN KUNG-FU GENERATION 『リライト(2016ver.)』 - YouTube
理由: 現代邦ロックが出来る大衆性と芸術性の一つの到達点
音楽の想い出聴きに否定的で、かつ基本的に逆張り野郎なので、騙されないぞなどと警戒して入ったけど、それでよかった。だからこそ、この極上の10年代半ばのロックを、しっかりと十二分に堪能できたから。
リバーブが印象的なギターは終始アレンジされているけど、これこそが現代ロック。万能の調味料を絶妙に使うのはまさに職人の技。そして存在感抜群にして力強く全体を導くベース。落ち着いてるけどその落ち着きに意思を感じるゴッチのボーカル。
前作Wonder Futureで見せたシンプルだけどモダンなラウドロックは新しいアジカンの時代を感じさせるものでとてもよかったけど、その続きを、過去作との比較をどうしても避けられない再録という形で、ともすれば新時代の形を否定されかねない形で、鮮やかに見せてきやがったアジカン。アオハルそのもの。
例えるなら、普通にしても美味しいけど工夫次第でどたらにも転がる、でも結局は基本の下準備と炒め方で勝負が決まる、料理の基本野菜炒め。
12/31追記
そういえばRe:Re:ってシングルからもまた編曲重ねてるよね?気合いを感じて良さがありますね。
4位:COLD DISC / ストレイテナー
ストレイテナー「COLD DISC」全曲ダイジェストスタジオ一発撮り【360°全方位動画】 - YouTube
理由:ただただぐうの音も出ない
ストレイテナーは文句無しにカッコいいロックを打ち出してきていたけど、変化球が好きな自分にはアクがなくて、それ故にあまりピンと来ていなかったのだけど、このテナーは何も言えない。
研ぎ澄まされたロックの鋭さはそのままに編曲を通して増した親しみやすさ。語彙力がないから原色→シーグラスの流れに模範解答かよとなった。こんなことされたら陳腐な評論なんてひとえに風の前の塵に同じ。マジで全ロックキッズが聴くべき珠玉の一枚。
例えるなら、二つの世界の融合で作られた料理であり、それっぽくは出来るけど独自のアレンジと経験に裏打ちされた腕前で高みを見せられるとそこには超えられない壁がある、和食シェフの作る肉じゃが。
余談だけどスピッツ醒めないと本質的に似通っている気がする。
3位:君の町にも雨はふるのかい? / シャムキャッツ
Siamese Cats - SUTENEKO (Official Video) シャムキャッツ - すてねこ - YouTube
理由:シンプルに好きな音楽
これは音楽的な何かや歴史的なインパクトとかは一切関係なく、ただ自分の過去の蓄積の中で最高に好きな音楽が出現したというそれだけ。余計な説明不要。
素朴で気怠げなロックはどこか心を掴む魅力を持っている。あれ、説明してる。
例えるなら、土曜の昼に食べる実家の慣れ親しんだ味の炒飯。
2位:COSMIC EXPLORER / Perfume
[Official Music Video] Perfume 「FLASH」 - YouTube
※album.verとは異なる
理由:凝縮された絶対性と先進性
JPNが新時代に見せたジャパニーズエレクトロポップの形の一つなら、COSMIC EXPLORERはこれぞ日本人が作るEDMの在るべき形そのものというレベル。
そう言えばテクノポップアイドルだったPerfumeは、ボーカルが最高に生かされていて且つ日本人の耳に最高にフィットするエレクトロな編曲を通して、現代音楽の一つのキングダムを築けるレベルのジャパニーズEDMを見せて来た。
ギラギラのEDMの前半、シングル曲で飽きさせない後半、どちらも悪くないしどちらもあるからこそ良い。個人的にはシングル曲たちのアルバムミックスがどれも秀逸で驚愕。アルバムverを聴いてシングルverを聴きたくなったことは過去にもあるけど、ここまで聴きたくなったのは初めて。
Cling, Cling、Hold your Handあたりは好みが分かれるか。
例えるなら日本を代表する料理。魚を選ぶことから薬味のチョイスまで、凡ゆる場面でいいと思うものを取り入れ、見せる表情も異なる。大衆向けのものもあるけど、ここは洗練度合いが一味違う。ミシュラン三つ星の高級寿司。
1位:Fantome / 宇多田ヒカル
※ハイレゾ音源配信を拾うかCDを借りることをお勧めします。
理由:高すぎる期待値を超えるクオリティ、世界を一気にアップデートする先進性、復活どころか今が最高と確信するほどの洗練性
#宇多田ヒカル の #Fantôme は、最早幻となりかけていた美しきJ-popが陰翳広がる虚空の中に表れたその気配を感じさせる作品、まさにFantômeだ。ここにあるのは日本ポップス界の希望と可能性そのもの。J-popの現在地は今、圧倒的な力で強引に、然し正しく修正されている。
— ぼく (@Toyoda9a) 2016年9月27日
例えるなら、最高の土鍋で最高のお米を最高の職人が炊いた白米。
以上。長くなったからこれで終わり!また別に書きたいことは投稿したい。
※12/31追記
今年の邦楽を一言で表すと「融合と淘汰の1年」だったと思っている。数年前をピークに分岐が始まったオルタナロックたちは、アップテンポを極めた快楽物質の純度が高さを目指しつつもテンポや編曲で一工夫を入れて、オリジナルなフェスロックを目指す外的且つ内的な闘争が続いてるように思う。また一方で昨今隆盛なブラックミュージックのリズム感や多様化した編曲を独自に解釈し落とし込んだロックが、特にベテランを中心に見られ、ハマったそれらのパワーは新興勢力やサブカル勢を置き去りにするほどのものだった。
時を同じくして、ブラックミュージック一辺倒でシティポップを出してきたサブカル勢アーリーアダプター組もその数があまりに膨大になり淘汰の時代に向かっているように感じる。そこからの分岐はオルタナロックと同じ。音楽を聴くに際してリズム感がわりと気になる僕にとっては、この変化はシティポップのインパクトを弱めるものだった。だからなのか、bonobosやLucky Tapesの新譜もとても良かったが去年聴いていたらもっと衝撃だったのかと少し残念な気がする。こう考えると、自分の聴き方故にここでは音楽を満喫しきれなかったように思う。
ただ全体的には、「新規性・普遍性・意外性・多様性」を個人的良い音楽の定義とする自分にとっては最高に良い一年だったように思う。一つの山を越え分岐点に来た音楽はその性質が多様化され、ありそうでなかった新しさ(新規性)や、懐かしさや個性を感じるアレンジ(意外性)、そしてそうした淘汰の時代だからこそ生き残るために重要な普遍性が求められていたからだろうか。
この2016年を、サブカル沼にちょうどよく浸かり、Apple Musicを使いこなせるようになり、手を出せていなかった音楽に手を出す機会を得た状態で迎えられて本当に幸運だったと思う。そしてその状態に至るまでに関わった友人や先輩や後輩メディアにありがとう〜って伝えたくて。
雑記: 2016年洋楽ベスト的サムシング
文化的であることは、一度それが目的になった途端腐敗するって近所のお寺の一言に書いてあったぞ
今年と今までの違いは、Apple Musicがずっと側にいたこと。いくら時 流れていこうとI'm by your side babyいつでも状態だった。
というわけで?今年の備忘録的な意味合いで、印象に残った洋楽をまとめてます。聴いた数も少ないし、批評ができるほどの耳経験値もないので、ベストではないです。
条件は
①アルバム・EPのみ(シングルはなし)
②2016年発売
③国内リリースを除く、の3点のみ。
Simplicity / JAWS
JAWS - Right in Front of Me (Official Audio)
インディーロックのよさ。外国のビールが飲みたくなる一枚。技術の発達の中でギターベースとシンプルに勝負されるとノックダウンしてしまう。バイト先で知り合ったオシャレで音楽が好きで、自分のことを面倒見てくれる気のいいフリーターのにいちゃんって感じ。
For All We Know / NAO
NAO - "Happy" [For All We Know]
オシャレオシャレ&オシャレ。エレクトロにありがちな低偏差値感が全くないのが良い。ソウル音楽をモダンに解釈したエレクトロサウンドはこれからも暫くは隆盛であるだろうが、その先頭集団を走るポテンシャルは十分にあるはず。
ダダイズムが好きな進学校の高身長オシャレイケメンって感じ。
Weezer(White album) / Weezer
俺たちがあの時初めて出会ったクールでエモーショナルなrock×popがここにあった。タフでホットなギターサウンドがロックとポップの絶妙なバランスを保ち、ハピネスとメランコリアを最高の塩梅でぶつけてくる。なんか頭悪い文章になった
特にcalifornia kidsに始まる序盤の流れはこれぞアルバムの入りで、ジ・アンサーである。
昔片想いだった男の子に同窓会で会ったら、見た目は変わったけど相変わらず優しくて楽しくてカッコよかった、そんな一枚。
Hills End / DMA's
今年の優勝候補。CatfishやSherlocks、Blossomsとブリティッシュロックのレコンキスタ感がある昨今、オーストラリア出身の彼らが放ってきた音楽は美しの一品。
爽やかさを生み出す煌めきのハット音と透明感のある歌声が印象的なバンド音は、さながら東京から転校してきた同性に人気の好青年といったところか。
Under the Sun / DIIV
DIIV - Is the Is Are [Full Album] (2016)
深淵をのぞく時、DIIVはお前にめちゃくちゃ語りかけてくるのだ。
深いリバーブが誘う世界は暗闇だし、その先もやはり霧に包まれている。でも霧はきっと晴れる。
キルケゴールを読む高校生も、いつかはきっと、愛する人を見つけたり見つけなかったりして小さくとも偉大な自己を確立する。
Here / Teenage Fanclub
2016年はどんな一年でしたか?苛烈、苦悩、絶望にやられちまったあなたの元にも陽の光が届いているはず。なすところも無く日を暮れさせてはいけない。哀愁と一笑がここにあります。
柔らかく優しいメロディと単調さを無くす質実剛健なギターとの調和美しい、思春期を終えた幼馴染のような一曲。
Future, Present, Past / The Strokes
The Strokes - Threat of Joy (Official Audio)
文字通りFutureとPresentとPastが描かれている。これマジで説明いる?聴いたら成る程ってなる。あなたはどのストロークスがお好き?
LIFE OF PAUSE / Wild Nothing
Wild Nothing // Life of Pause (Official Single)
湖の底のような世界観。湖の底行ったことないけど。ブラックミュージックを感じる美しいリズム感が奏でる世界は、そこだけ時の流れが違う異世界のよう。この空間だけは自分以外の生命の流れが止まっている、まさにLIFE OF PAUSE。
Chaosmosis / Primal Scream
Primal Scream, Sky Ferreira - Where The Light Gets In
最先端の飽くなき探求がまたしても彼らの突き抜けた表現を見せてくれた。 先行シングルのWhere the light gets inに見られる新しさはそのままに、サウンドはエレクトロに依存しない多様性。ピアノ、ベース、シンセ…ワクワク感がたまらない、新時代のカラフルロック。
普段は盛り上げ役で、一方で三次会での真面目な話やウンチクもどんと来いなサークルに1人はいる凄いやつ。でもちょっと馬鹿。
22, A Million / Bon Iver
Bon Iver - 33 "GOD" - Official Lyric Video
エレクトロだけどアコースティック感があり、間違いないけど歪さがある。とでもいうのかなんというのか…僕の音楽偏差値では説明不可能なので他の人の話を見るべし。
周りに1人くらいいる意味不明だけど間違いなく凄いやつ?そんな感じ?
Need Your Light / Ra Ra Riot
Ra Ra Riot - Water (Official Video)
一番好きな洋楽バンド。よい。改めて聞くと音がデカい。
popで上質なエレクトロサウンドと、洗練されたロックサウンドが好きな洋楽の定義な気がした2016。洋楽に関しては芸術性を期待しているところが強いからかとにかく安っぽくないのが好きなんだろうなぁと感じた2016。
来年は音楽聴いてる暇あったら彼女とイチャコラしながら三代目じぇえそうるぶらあずでも聴くぞ!!
雑記: #2016年ベスト男の子ランキング
タワレコでバイトするサブカルクソ野郎にドラムを全て中華鍋を叩く音に変えたDream theaterの音源を死ぬまで聴かないといけない呪いをかけたい。
2016年ベスト男の子ランキングにも参加させてもらってます。
この三連休は基本的に年末の振り返りと勉強で引きこもっているので手が止まりません。シコシコ。
10:安倍晋三(おじさん)
※東洋経済オンライン
オリンピック閉会式でマリオのコスプレをしたり、昔は松井と長嶋の国民栄誉賞始球式の場に立ち会ったりと、恐らく目立ちたがりなおじさん。でも煽り耐性がない。
政治的信条とか関係なく、小泉さんの後を継いだ時からはだいぶ老けているみたいだし健康に気をつけて。お年玉7億くれ。その7億で蓮実クレアの乳輪印刷する。
9:五條悠真(漫画火ノ丸相撲キャラクター)
※漫画キャラは著作権とか特に怖いので画像なし
実在しない人間から唯一のランクイン。僕とは出自は似ても似つかないし、僕自身感情移入は勿論自己投影など全くしないタイプだけど、何故かグッときた。漫画自体の魅力もあるだろうけど。覆水を盆に返してほしい!
8:カズレーザー(芸人・メイプル超合金)
※サンミュージックHP
去年のM-1以降からテレビに出まくってる金髪でザクの人。サブカル寄りのヤバい人のはずだけど嫌味や商業性が感じられなくて凄いなと思う。個人的にはシンプルに芸人として好き。しょーもないことをする人や頭おかしい人が好きなので(ホリケン除く)
余談だけどサブカル寄りの人でいうと、星野源は商業性とかを理解した上で行動できているタイプ、高橋一生は商業性だとかサブカル理解だとかそういう雑念を持っていないでほしいと思うタイプ。僕の部屋の本を勝手に捨ててほしい。
7:丸山文裕(陸上・旭化成)
※旭化成
昔の旭化成らしい高卒叩き上げの選手。今年の琵琶湖で初マラソン。積極的な飛び出しでオリンピックも掴みかけたし、久しぶりに期待させるマラソンをしてくれた。高校の頃からカロキ(当時世羅高校、現DeNA、世界選手権10000m入賞)と並走しようとする思い切りのいい選手だったんだけど、琵琶湖でも変わらず、本来なら我慢のところをイケると思って飛び出したというその気持ち、最高に好きだ〜。
因みに実は母校が同じ(接点は皆無)
6:ゲーレンラップ(アメリカ・陸上)
リオ五輪10000m入賞、マラソン銅メダルの怪物。現代のトラックとマラソンの別物感はじめとする長距離界の考え方が嫌いなのでそれに風穴を開けてくれた姿は本当にカッコよかった〜〜今年特にカッコよかった、まさにベスト男の子でしょう。
5:松田翔太(俳優)
※オフィス作
言わずと知れた超有名人。演技は普通(悪いとは全く思わない)だけど、見た目がとにかく好き。服も超オシャレ。男性芸能人で唯一見た目に心酔してる。ファッションも参考にしたい。
映画ディアスポリスの髪型がとてもカッコよくて、美容院で頼んでしてもらったけどカットしてもらって鏡を見てもそこには毎朝見る僕の顔があって白目むいて倒れた。意外と運動ができなかったら萌えるな。
4:RG(芸人・レイザーラモン)
※ナタリー
あるあるおじさん。一番好きな芸人。X-periaのCMであるあるを録音してて、その内容が「公園あるある、おんどりやめんどりの鳴き声が絶えずする」みたいなもので腹筋避けるほど笑った。すれ違ったら声をかけたい唯一の芸人。
※NBAマガジン
俺たちの天才コービー。引退試合ジャズ戦60点とかいう、ボールを集めてもらってることを差し引いても最早ドン引きのプレイをしたキチガイ。
ラストイヤーは正直全然で、時にはいない方が良いようなパフォーマンスのこともあったけど、子供の頃のヒーローの1人の引退に感動しないはずがない〜。小6の頃ミニバスをしていたわけでもないのに1人で練習してたのが懐かしい、
2:太賀(俳優)
今年特に見た気がする。有名どころだとゆとりですが何かのゆとり社員役をしてた。とにかく演技が上手いと思う。何者とかいう朝井リョウに知った風な口をきかれて三浦大輔に良いようにやられた今年1のクソ映画も、佐藤健ではなく太賀だったら少しマシだったのでは…。
※朝日新聞デジタは
今年のベスト男の子、他にいる???
クリスマスに泣きながら1人前サイズのフライパンを洗うだけの人生。いい男への道は狭く険しい。